Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｒａｄｉｏ　５Ｍ－１

２００６，９，２７


松下無線㈱　ナショナル受信機　５Ｍ－１
１００ｖ　50-60ｃｓ　0.28A

使用真空管
　　１２Ｆ・１２Ａ・２６Ｂ・５７・５８　高一ﾗｼﾞｵ
状況
１、電源スイッチ不良（箱でなくｼｬｰｼ内に取付け）
２、２６Ｂ断線、他は生きている。
３、電解コンデンサ不良
４、シールドケース無し
５、１２Ａ、５７，５８のヒーター回路の配線が貼り付　　けてある回路図と違う。
　　
回路図では１２Ａと５７，５８のヒーター回路は別　　巻線に成っているが、実際は５７と５８が直列で　　１２Ａのヒータ回路と同一になっている。
電源トランスを変えた様子はない。
製造は昭和１？年
回路図が有って幸いでした。
シールドケース（鉄製）欠品
大分修理されたようで配線は酷い物です。
５７の高周波コイル

実測値４ｍH
Ｐ．Ｄ．Ｓに変わっている。
ＯＰＴ断線
電解コンデンサ、交換されている。
容量抜け。








キャビネットの補修


















ダイヤル機構


分解清掃
綺麗に又回転もスムースになった。
バリコン　

絶縁抵抗を測った。１３３ＭΩ　良くないです。
ヒター回路を残し部品の取り外し
抵抗の測定　大幅に違っていたのは一本のみ。
他は流用。
電解コンデンサの入れ替え。
配線完了
視聴して見ると音量の調整が旨くいかない。
オリジナル回路ではアンテナコイルの感度を
切り替えるようになっていた。

その代わりにＶＲを取り付け。
電源スイッチも取り付け。

不明ＯＰＴインピーダンスの測定、選択


ＯＰＴが断線していたので代わりのＯＰＴを選択し取り付けた。

１２Ａの負荷は１０ＫΩ

１５ｋ：３．３Ωを取り付け
取付け穴もピッタリ。
サランネットの代わりに手持ちの布を代用
完成
完成

・東京６局＋ラジオ日本が良く入る。
・周波数の低い方と高いほうの感度差が大きい。
・再生が良くかからない。
・ハムが大きい
・ストレートラジオはｽｰﾊﾟｰﾗｼﾞｵに比べ音がいい。
ＨＯＭＥ